2002年 旭川市郊外で古い納屋と母屋を自ら解体しプレハブを建てて創業。家具の再生と製作を始める
2004年 HOスツールが第17回北の生活産業デザインコンペティション・クラフト部門で金賞受賞
2015年 東川町に工場を新設移転
2016年 君の椅子2016年モデルを担当
2018年 白樺プロジェクトに参加
2021年 トドマツ短尺材を使った建具芯材製造事業を始める。「ソーラー乾燥機」を自作し、化石燃料使用を抑えた木材乾燥方法を試行中
「木と暮らしの工房」とは
「(優良な)木が少ない時代」に
「家具の再生」、長く使う豊かさを
「白樺プロジェクト」、50年後の未来のために
「家具は一人では作れない、直せない」「人を育てる」
会社って何だろう?
お金を稼ぐところ? 利益を上げるところ? 社会に製品やサービスを提供するところ?
木と暮らしの工房では、会社はきっと「場」でしかないと考えています。
世の中は高度で便利な暮らしをするために分業していて、得意なことを得意な人が行って、効率よく、やりがいがあり、楽しく暮らせるようにするために、働ける人が働いているのではないでしょうか。
会社は、そういった個人が集まって、目的をもって効率よく作業できる「場」なのだと思います。本来は、個人がより良い製品やサービスを世の中に提供する。それがやりやすいように、個人が力をより発揮できるように、あるいは一人ではできないことをできるようにするために、会社という「場」があるのだと思います。
お金は生きるためになくてはならないものですが、私はきっと本当は「ありがとうを数値化したもの」だと考えています。良い製品やサービスを提供して感謝されても、それだけでは生きていけないし、続けることもできない。それに見合った「ありがとう」を、お金という数値の量で表してお礼ができる、とても便利なものだと思います。
会社という場で、人のために一生懸命働いて、ありがとうを集めることができる。
ありがとうを集めた中から会社の「利益」が生まれ、利益は会社の活動を持続し発展させるために、また、税金や寄付という形で社会を維持するために使われる。決して一握りの人の懐を必要以上に潤したり、大きな格差を生んだりするためのものではない。
でも、誰にとっても理想の会社は、弊社も含めて、なかなかありません。
きっと自分に合った良い会社で働くには、
①自分にピッタリの理想の会社を見つけるか
②自分で理想の会社を興すか
③今働いている会社を変えていくか
その3つしかないと思います。
弊社は、会社は「場」でしかないので、いくらでも働く人が変えられる場でありたいと思っています。もちろん、様々な人が集まっているので、個人の意見がすべて通るわけではありません。ただ、いつでも聞く耳と、柔らかい頭は持とうとしているつもりです。
木と暮らしの工房は、決して優良な会社でもないし、理想の会社でもありませんが、他の同業者と同じように特注やオリジナルの家具製造をしながら、家具の再生を手掛け続け、今は「白樺プロジェクト」という活動に参加しています。
身近な木を使って、良い道具を作り、人の暮らしを豊かにする。
自然の力を利用して効率よく生態系にも負荷を少なく、人の手で育てた木を、余すことなく使う。
きっと、それ自体は素晴らしい営みだと確信しています。
しかし、それは今の時代にあって決して生産性の高い企業活動ではないことも確かです。
あとは、人の知恵と技術でどのようにそれらを実現し持続していけるか。
そういったことに挑戦している会社です。
また、効率効率の世の中で、木工の世界でも様々な当たり前だった技術が失われつつあります。そういった技術にも焦点を当て、承継していくことにも力を入れています。
一緒に、木と暮らしの工房という「場」をつくっていくスタッフを募集しています。
弊社で働くことに関心がある方は、ホームページ内の問い合わせフォームからお問い合わせください。
動機をご記入いただき、必要に応じて、仕事内容の詳細、雇用条件、待遇、スタッフの評価基準等をこちらから送らせて頂きます。
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