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(代表 )鳥羽山聡
071-1411 北海道上川郡東川町西11号北29番地 tel   0166-73-9202   fax   73-9204
 

2002年 旭川市郊外で古い納屋と母屋を自ら解体しプレハブを建てて創業。家具の再生と製作を始める
2004年 HOスツールが第17回北の生活産業デザインコンペティション・クラフト部門で金賞受賞
2015年 東川町に工場を新設移転
2016年 君の椅子2016年モデルを担当
2018年 白樺プロジェクトに参加
2021年 トドマツ短尺材を使った建具芯材製造事業を始める。「ソーラー乾燥機」を自作し、化石燃料使用を抑えた木材乾燥方法を試行中


「木と暮らしの工房」とは
木工を志した頃、木を生産する現場を知りたいという思いから、十勝のある民有林に1か月住み込みで研修させてもらった経験があります。わずか30年ほど前には北海道の多くの小さな町でも映画館が2,3軒あるくらい林業で潤っていたのに、今となっては町の人から「あの人たちは毎日山に行ったら何をしているんだろう」程度にしか思われていない、という話を当時聞かされました。
森林に愛情をもって施業しようとすると、地味だけどやることはたくさんある。
「森に人間が適切に働きかけて、森の恵みを適度に収穫して人間の生活を豊かにすること自体は素晴らしい営み」だと感じました。
きっと森や自然が大事だということは多くの人が感じている。一方で林業は衰退していき、また、森林は経済の対象として林業は効率化が求められる。
森と人との良い関係とは何か。林業に貢献できるような形でモノづくりができるだろうか。
そんな思いを、作り手の立場から、使う人へ橋渡しできるだろうか。
森(木)と人(暮らし)を生業(なりわい)として結びたい、という思いで創業しました。

「(優良な)木が少ない時代」に
研修させてもらった民有林では「今は木を伐り過ぎて森の元本をほとんど使いこんでしまった時代。良木という元本が回復し健全な利子を生み出す力を持つまでには、100年、200年以上かかる」といって良木は伐らず「23世紀の森づくり」を標榜していました。
家具はとりわけ、森の中でも数少ない優良な木を原材料として使うモノづくり。
「森林というのは未来からの借り物だ。良い木ほど伐りたいのを我慢して残す。」とも話していた篤林家は、出会ってから間もなく他界し、重い宿題が残されたようでした。

「家具の再生」、長く使う豊かさを
独立した時に「家具を作る人はたくさんいる。自分はお客様が長く使うためのお手伝いをする人になろう」という思いで、家具の再生を手掛けました。
「新しい木から新しい家具を作るだけではなく、お客様が愛着のある家具を長く使うためのお手伝いをする」という創業時の理念は、今も変わりません。
「高級なものを所有する豊かさ」もありますが、弊社は「良質なものを長く使う豊かさ」という価値観を提供できる会社になりたいと思っています。ブランド品を購入するのと同様に、木と暮らしの工房に直してもらったことが満足につながるような仕事をしていきたいと思います。

「白樺プロジェクト」、50年後の未来のために
家具やフローリングなどで使う木材のほとんどが、100年、200年生の優良な天然の広葉樹材。広葉樹材に限ってみると国内自給率は2%ととも言われます。
シラカバは人の手で効率的に育てることができる数少ない広葉樹の一つ。北海道では自生種で容易に再生し生態系に与える影響も少ないと考えられています。
「シラカバは北海道の持続可能な地域資源」であり、幹を用材としてのみならず樹皮や樹液など木一本丸ごと利用可能で、北方圏の国々では古くから大事にされ利用されてきた木でもあります。
身近で、成長が早く、人の手で育てられるシラカバで高付加価値のモノづくりをし、本来成長に時間のかかる他の樹種の成長を待ち、森林生態系に与える負荷を少なくする。ただ、山林所有者がシラカバを本気で育てようとするには、50年後も使われ続けるという仕組みづくりが必要です。一過性のブームではなく、産業として、文化としてシラカバ利用が根付く。そんな未来の森と人との共生関係に、シラカバ育成と利用が一つのモデルとなることを期待しています。

 

木と暮らしの工房は「白樺プロジェクト」と連携しています。

  「材料(木)にも、作ることにも、使うことにも無理がない」ものづくりを
なるべく身近な材料から作ること、伐ってもよい木を使うこと。
材料を無駄にしないように、不要な曲線は避け、直線と緩やかな曲線でデザインすること。
木地加工(旋盤加工)や面形状で、柔らかさを出し、人にやさしいこと。
メンテナンスや修理や配送に考慮すること。
必要最低限に小さく作り、軽くて、持ち運べて、置き場所にも無理がなく、世代間で長く使われること。
同じ目的のアイテムであれば、一つだけ作るとしたらと考え、種類を多く作り過ぎないこと。
端材を有効に使いきれるよう、家具も小物もバランスよく作ること。
そのようなことを約束した製品をお客様にお届けいたします。

「家具は一人では作れない、直せない」「人を育てる」
亡父は、着物の図案を考える染色図案家でしたが、もう着物の時代ではないといって継ぐ必要はないと生前話していました。残念ながら時代の変化で衰退する職種もあるでしょう。
家具の技術は、自分で苦労して一人で「獲得した」技術ではなく、人から教えて「もらった」技術で、それで生計を立てられている。
人を雇うのは、単純に売り上げを伸ばすためだけではなく、職人として育てて、長く使われるしっかりした家具を作り、製品をいつまでも直すことができるためでもあります。
家具の再生でも、椅子のスポーク一本折れても同じものを作ってくれる木地加工師や、テーブルの張替でも似たような突板を数枚だけ選んで持ってきてくれる目利きや、塗装の経年変化を長年見てきた塗装職人がいるからできるのであって、決して一人では高いレベルの仕事はできない。
家具産地旭川の良いところは、そんな気持ちのある職人がまだ活躍していることだと感じています。
森から始まって林業、運送、製材、乾燥、突板、合板、家具金物、ガラス、刃物研磨、機械、木地加工、塗装、NC加工など、様々な職種の多くの人が関わってやっと家具をつくることができる。
そういった産地の枠組みで高いレベルで豊かに仕事ができるように、気持ちのある職人を育てて、再生ができるような技術的に高い職人にまで育てていきたいと考えています。

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  そんな想いに、様々な経験を持ったスタッフが集まっています。
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