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もう少し具体的に知りたい人に
 

現在、スタッフは6人で、20代1名、30代1名、40代2名、50代1名、60代1名です。
男性5人、女性1人で、喫煙者はいません。
みんなで飲みに行くようなことは忘年会くらいで、時折工場で焼き肉をやったり、興味ある人で山登りしたり、サイクリングに行ったりということもあります。特に一丸となってやろうという雰囲気ではありませんが、昨年(2025年)は、スタッフから「会社でイベントをやってみたい」とう希望が出て、「ありがとうフェス」という東川町移転10周年のイベントを行って2日間で450人もの来場があったことなどもありました。たまに、休みの日に希望する人には納品に付き合ってもらったり(アルバイト代は出します)、ワークショップや樹皮·立木採集で森に入ったり、家庭菜園のアドバイスに行ったりすることもあります。スタッフ同士では、たまにランチに行ったりしているようです。

普段の作業は、図面をもらってその通りに作る造作家具など特注作業が6割以上です。合板やポリ板やメラミン板なども使います。特注の中には、シラカバ材をメインに製作するものも増えてきています。できれば、弊社でしかできないことを増やしていきたいですが、まだ発展途上です。オリジナル家具が2~3割くらいで、椅子やテーブルやベッドや、その他小物が多いです。OEMが1割くらいで、シラカバのアイリッシュハープや茶道の立礼卓(りゅうれいじょく)をつくったりもしています。その他に家具の再生を手掛けています。
家具の再生の中には、椅子の張り替えなども自社で行っていて、ペーパーコードの張り替えも行います。桐箪笥の修理なども行います。

なるべく、どんなものでも直せるようにしていきたいと思っています。
また、白樺プロジェクト関係で、シラカバ樹皮クラフトのワークショップを行うこともあります。ミートアップファニチャー旭川という年に一度の産地展で、ラクレットを振るまったり、木工教室をしたりすることもありました(最近は産地展での工場イベントは行っていませんが)。
基本的には、木取り、機械加工、仕上げ、組立、塗装、梱包などの一連の流れの中で作業をします。

白樺プロジェクト関係の事業は売り上げの3~4割以上を占めるようになってきました。
ただ、シラカバ材は流通していないので、森林まで出かけて行って、場合によっては先に樹皮を採集したりしながら、直接立ち木を購入し、運搬、製材、乾燥を手配し、そのことによって森とのつながりが通常の家具製造会社よりは深いと思います。それらを担ってくれる人材も必要と感じています。

技術の承継については、子育てが一段落した女性スタッフが、他メーカーでの研修期間を終えて椅子張り部門を立ち上げ、今では自社製品だけではなく特注案件や張り替えなども行うようになってきました。家具産地旭川でも比較的大きなメーカー内の椅子張り職人以外に、椅子張り専門業者は少なくなり、個人の張り替えに対応するような業者も少なくなってきています。長年椅子張りに従事してきた高齢の職人も、技術が継承されずに辞めてしまうこともあり、その様な職人について技術の継承なども行ってきました。
弊社は、モノづくりの事業そのものが半分は人を育てるだめだと考えていて、必要に応じてですが売り上げの3~5%を人材育成に当てることを目標にしています。
年前には、木地加工業者に人材を送り出し、3年間の研修の後、弊社を離れて、その会社の後継者として現在も独立して親方と一緒に働いています。

基本給は未経験者の場合200.000円~で、残業を希望する人は20時間をみなし残業代としているので約228,400円~に、通勤費が支給額となります。そこから社会保険などが差し引かれます。最初は仕事ができないのと、教える方も時間がとられます。基本的には職人の世界は実力主義だと思っています。出来上がる製品も、時間や品質に明らかな差が出ます。
昇給は評価にもよりますが、まずは10年目までは毎年1万円で、ボーナス年2回、業績によって1.5か月~4.0カ月程度(初年度は1か月程度)で、事業年によっても個人によっても差があります。10年務めたときに、評価基準による査定もありますが、年収が450~500万円を超えるのが現状では目標です。

残業は週3日2時間程度を目安にしていますが、特注で納期に余裕がない場合は、残業日が多くなることがあります。日曜日祝日が原則休みで、その他に土曜日休みが月に1~2回で、月の勤務日数がおよそ21~23日となるように調整しています。有休は年10日です。

残業に関しては、なるべく個々の考えを尊重したいと思います。家族のことを考えて早めに帰りたい人もいるでしょうし、若いうちに仕事を覚えたくて残業をしたいという人もいるでしょうし、子育て期間中は残業はあまりできなかったけれど、一段落したら仕事にかける時間を増やしてもよいという人もいるかもしれません。どうしてもやってもらわないといけないことも少なくはないですが、少なくとも休みたい時や早退や定時で上がるときに、他の人に気を遣わないような環境を維持したいと思います。

自分が育った頃は業界自体が「怪我と弁当は自分持ち、残業が多くて給与が安いのは当たり前」といった環境で育ってきました。その中で、夜中までモノづくりを続けて、それが良いとは思いませんが、それによって技術が身についたのも確かです。今は少ない時間で、効率よく技術を身につけられるようにしていかなくてはいけません。「上手かどうかは、どれだけ嫌な思いをしてきたか」だと言った人がいました。つまり、失敗をごまかすことなく、出来上があっても出来栄えが悪かったら納得いくまでやり直す。「ウソ」がないことをこつこつやるしかないのだと思います。たまに天才的に最初から上手な人もいますが、木工の技術はそれ程不器用でなければ、誰でも上手になる可能性はあります。それを教えますし、教える土台は本人の「正直さ」とやる気です。

「もらった技術で生計を立てることができている」と腕の良い職人が言っていました。経験を積んで上手になると自分の努力だけで技術を獲得したような気になりますが、最初は皆だれかに教えて「もらった」もので、技術自体は名もない職人たちが脈々と受け継がれてきたものです。できれば、経験を重ねた後に、いずれは新しく始める若い人に技術を惜しみなく教える、気持ちのある職人になってほしいと思います。

勤務地である東川町の工場は、片田舎の田んぼの中にあります。自家用車通勤が原則となります。車を持たずに、たまたま近くの古い教員住宅が空いていてそこから通う人もいます。
また、農家の方には最大限の敬意を払って頂きたいと思います。
敷地に隣接する水路を水利権が発生する4月末までに掃除したり、草刈りをするのも地域で仕事をする上で大事な仕事です。

少しでも働く雰囲気が伝わればと思います。(2026年8月現在)

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